投資は暇なくらいがちょうどいい

投資

さとぱん博士です。普段は博士研究員(ポスドク)として研究に明け暮れています。

今回は、投資は全然忙しくない上に単純であるということを伝えたくて、この記事を書きました。

今回の記事を通して、

投資には興味あるけど難しそう

と思っている方の後押しができれば幸いです。

投資と聞くと「常に画面に張り付いて値動きをチェックしないといけない」とか「特別な知識が必要そう」と感じる方が多いと思います。

私も投資に触れるまではそのように思っていました。

しかし実際は、こまめに値動きをチェックする必要もなければ、特別な知識も必要ありません

私も投資を始めてからは、投資はものすごい楽で単純だと思うようになりました。

それは私が、ほったらかし投資を行っているからです。

ほったらかし投資では、証券口座を開設し、金融商品の毎月の積立金額を設定したら、あとは放置するだけです。

それだけで資産が増えていきます。

これを聞いて、

こんな投資方法で本当に大丈夫なの?

と思われる方もいるかもしれません。

これに対して私は断言します。

大丈夫です!!

これから、ほったらかし投資をオススメする理由や、私なりに選んだ初心者にオススメの金融商品を教えます!

値動きの予測は困難

本題に入る前に、ほったらかし投資とは真逆である、値動きをこまめにチェックして売買する投資が困難である理由を解説します。

当たり前の話ですが、効率よく利益を出すには株価が下落した時に買い、上昇した時に売るのがイチバンです。

しかし、今後の値動きを予測して売買するのは至難の業です。

プロの投資家でも値動きを正確に予測するのは困難だと言われています。

ましてや、素人が底値や天井のタイミングを見極めて売買するのは不可能に近いです。

たとえ株価が下落や上昇を続けていてもです。

例として、下落相場が続いている場合を考えます。

この場合、できるだけ安く買いたいですが、下落がいつ止まるか分からない状況で株を買う勇気がありますか?

私だったら買えないと思います。

今買ってもその後も下がり続けるかもしれないし、1円でも安く買いたいと思って待っていたら株価が上昇に転じて買い時を逃してしまうかもしれません…

続いて、上昇相場が続いている場合を考えます。

この場合、できるだけ高く売りたいですが、いつまで上昇し続けるのか分からない状況で、売却のベストタイミングを見極める自信はありますか?

私はないです。

今売ってもその後も上昇を続けるかもしれませんし、1円でも高く売りたいと思って待っていたら株価が下落に転じて売り時を逃してしまうかもしれません。

このように、底値で買い、天井で売るというのは投資初心者にとっては非常に難しいです。

最悪の場合、高値で買って安値で売るなんてことになりかねません。

そして何より、値動きをチェックしている時間が勿体ないです!

その時間を趣味や仕事に費やす方が有意義だと私は思います。

ほったらかし投資をオススメする理由

一方、ほったらかし投資では値動きを気にする必要は全くありません

しかも、手間がかからないため、時間を圧迫される心配もありません。

ほったらかし投資では、証券口座を開設し、投資信託の積立買付設定をしたらあとは放置するだけです。

やることといえば、証券口座の買付余力が枯渇しないよう、定期的に入金することくらいです。

正直、とても暇です。

積立買付設定をすると、毎月決まった日に決まった金額の投資信託が自動で購入されます。

安値で買って高値で売るということはできませんが、安い時も高い時も買い付けるので買付金額は平均化されます。

投資信託では分配金が自動で再投資されるので、その分が利益になって資産が勝手に増えていきます

そのため、投資経験・知識ゼロの初心者でも簡単に利益を出すことができます!

ただ、例えば週1で時価をチェックして、前週に比べて5%下がっていたら買い増しする、くらいのことはしても良いのかなと思います。

初心者向け投資信託

ほったらかし投資が有効であることは分かったかと思いますが、金融商品が多すぎて何を買えば良いか分からない方も多いのではないでしょうか?

そこで、私なりに選んだ初心者向けの投資信託を紹介します。

商品によってリスクが異なるので、大まかなリスクごとに商品を列挙したいと思います。

一般に、リスクが高いほど高いリターンが期待できます。

※ここでいうリスクとは、価格変動リスクのことであり、値動きの激しさを表します。

ハイリスク・ハイリターン商品

  • eMAXIS NASDAQ100インデックス
  • iFreeNEXT NASDAQ100インデックス
  • ひふみプラス
  • コモンズ30ファンド

上の2つは投資対象が同じなので、どちらか一方を買えば大丈夫です。(eMAXISの方が手数料が若干安いので、どちらかというと前者の方がオススメです)

他にも超ハイリスク投信として、『iFreeレバレッジNASDAQ100(通称レバナス)』や『日本株4.3ブル』等のレバレッジ投信があります。

爆益を狙いたい方はこれらの投信に投資しても良いでしょう。

ちなみに私は、レバナスにかなりの金額を投資しています。

ミドルリスク・ミドルリターン商品

  • SBI・V・S&P500インデックスファンド
  • eMAXIS Slim 米国株式(S&P500)
  • SBI・V・全米株式インデックスファンド
  • 楽天・全米株式インデックス・ファンド
  • eMAXIS Slim 全世界株式(除く日本)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ外国株式インデックスファンド

上の2つ、3,4つ目はそれぞれ投資対象が同じなので、どちらか一方を買えば大丈夫です。

全米株式インデックスについては、SBI・Vの方が手数料(信託報酬)が安いので、個人的にはそちらの方を少しオススメします。

eMAXIS Slimには、上記以外にも外国株式系の投資信託が数多くあるので、それらを購入しても良いのかなと思います。

自分は日本が大好きだから日本株に投資したい!

という方は、日本株も含む全世界株式系の商品(例: eMAXIS Slim 全世界株式(オールカントリー))に投資するのもアリかと思います。

ローリスク・ローリターン商品

リターンを考えると上の商品の中から選ぶのがベストですが、どうしてもリスクを取りたくないという方に向けてローリスク商品も紹介します。

  • eMAXIS Slim バランス(8資産均等型)
  • <購入・換金手数料なし>ニッセイ・インデックスバランスファンド 4資産均等型
  • eMAXIS Slim 先進国債券インデックス

様々な商品を紹介してきましたが、自身のリスク許容度に合わせて購入商品を選んでいただければと思います。

初めは怖いからローリスク商品から始めて、物足りなく感じたらハイリスク商品に切り替えるのもアリかなと思います。

数多くのeMAXIS Slim系列の商品を紹介しましたが、注意点があります。

“eMAXIS Slim”と”eMAXIS”の2種類が存在する商品については、絶対に前者の”eMAXIS Slim”を買うようにして下さい。

両者とも投資対象は全く同じですが、手数料(信託報酬)が”eMAXIS Slim”の方が圧倒的に安いので。

まとめ

最後に、この記事の要点を箇条書きで纏めさせて頂きます。

  • 値動きを正確に予測するのは非常に困難
  • 投資初心者は、こまめに値動きをチェックして利益を出そうとせずに、投資信託を自動で毎月積み立てていく『ほったらかし投資』で資産形成を目指しましょう!
  • 購入する金融商品は自身のリスク許容度に応じて決めましょう。初めはローリスク商品から始めて、物足りなく感じたらハイリスク商品に切り替えても良い
  • “eMAXIS Slim”と”eMAXIS”が両方とも存在する商品については、前者の”eMAXIS Slim”を購入するようにしましょう

この記事を通して、投資は誰にでも手軽にできるということが伝われば幸いです。

また、一人でも多くの方に投資を始めて頂き、資産を形成する喜びを味わって頂ければと思います。

プロフィール

さとぱん博士

29歳の博士研究員(ポスドク)
学部生時代に留年したが、大学院入試では筆記試験が免除され、修士課程修了時には奨学金の返還が半額免除された
加えて学振DC2に採用され、博士課程の途中まで借りていた奨学金の返還が全額免除された
学位取得と同時に学振PDに資格変更し、ポスドクとして研究に従事している
塾講師として2年連続で高校受験生全員を第一志望合格に導いたこともある
趣味: カラオケ、アニメ、マンガ、マギアレコード、etc...
※学振研究員が副収入を得るためには受入研究者の許可が必要ですが、AdSense広告では累計収益が8000円になるまで報酬が支払われないため、支払い開始までは広告を貼らせて頂きます。
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