先月、学位(博士号)を取得して大学院を修了したさとぱん博士です。
今回は、博士課程に在学していた3年間で400万円貯めたという話です。雑談みたいな感じです。
※修了から日数が経過しており、正確な資産額を覚えていないため、ざっくりした金額となります。予めご了承くださいm(_ _)m
大学院進学希望の方の中には、

大学院に進学したいけど、経済面が心配だから進学を断念した方がいいのかな…?
と考えている方もいらっしゃるかと思います。
特に、博士課程進学を考えている方には多いのではないでしょうか?
そのような方にとって励みになるかもしれませんので、読んでみるといいかもしれません。
資産構成は?
博士課程在学中に約400万円貯めた私ですが、大まかな資産配分を公開します。
自分で言うのはアレですが、社会人0年目にしては頑張ってお金を貯めた方ではないでしょうか?
さて、私の資産構成ですが、ざっくり以下の通りです。
資産の種類 | 資産額 |
投資信託・ETF (Exchange Traded Fund) | 約370万 |
個別株 | 30万弱 |
現金 | 約20万 |
合計金額は420万円程度でしょうか?
博士課程進学時点での資産額が約30万円だったと記憶しているので、博士課程の3年間で400万円弱稼いだ計算になります。
上の表を見ると、現金の割合が約5%と、かなり少ないことに気付くかと思います。
見慣れない方もいらっしゃるかと思いますが、ETFとは上場投資信託のことで、上場しているためリアルタイムで取引できる投資信託のことです。
投資信託とETFを分けて掲載できればよかったのですが、個々の金額を全く覚えていなかったので纏めて載せました。
投資信託やETFの投資先はほぼ100%米国株・債券です(債券は約10万円なので殆ど株式です)
一般に債券は株式に比べて値動きが小さいため、リスクヘッジとして保有する方が多いですが、私はTMFというETF(かなり値動きが激しい金融商品です)として債券を保有しています。
最近米国の金利が高く、債券価格が暴落していたため、ハイリスクな債券商品を購入しました。TMFについては金利が下がり、債券価格が上昇したら売却予定です。
ちなみに投資信託・ETFについては40万円強の含み損を抱えていたので、投資資金としては約410万円かなと思います。
全額貯金していたら、450万円近く稼いだ計算になります。
ただ、私は

いくら含み損を抱えていても、怖くなって売却しなければ大丈夫だにゃ!
と考えている人間なので、貯金しておけば良かったな~とは微塵も思っておりませんwww
どのように稼いだのか?
なぜ社会人0年目にも関わらず、400万円超の資産を築くことができたのかを説明します。
私の資産形成に大きく貢献したと思われる要素を箇条書きで示します。
- 学費相当額+αの給付型奨学生に採用された
- 博士1,2年次に指導教員からリサーチ・アシスタント(RA)として雇ってもらえた
- 博士2年次に借りていた日本学生支援機構(JASSO)奨学金の返還が全額免除された
- 博士3年次進級時に日本学術振興会特別研究員DC2に採用された
- とことん節約した(というより研究や博士論文が忙しすぎてお金使う余裕がなかったw)
学費を給付型奨学金で賄えたのは本当に有難かったです。
私は国公立に通ってたので学費は安い方ですが、それでも毎年約50万円かかりますからね…
また、私が所属していた大学には、教員の研究費を原資として博士課程学生をRAとして雇用できる制度があり、私の指導教員がその制度を利用してくださったことも大変運がよく有難かったです。
続いて、JASSO奨学金の返還が免除されたことや学振DC2に採用されたことも資産形成速度を加速させました。
奨学金返還免除については、論文1報だったので良くても半額免除だと思っていましたが、全額免除されたのでとても驚きました。
しかも、私が学振DC2に採用される前の年から、給付型奨学金との併給が可能になったので、進学時から受給していた奨学金をDC2採用後も引き続き受給できたことも大変有難かったです。
このように数多くの要素が重なり、3年間で約400万円の資産を築くことができました。
運の力がかなり大きかったですが、運も実力のうちという言葉もあるので、素直に喜んでいます。
このように博士課程に進学しても資産を増やせた人間もいるので、大学院進学=資産形成速度が遅くなるとは一概に言えないのかなと思います。
ただ、借りた奨学金が返還免除されずに多額の借金を抱えてしまう方がいらっしゃるのも事実なので、大学院(特に博士課程)への進学を考えている方は自身の経済状況と相談することも大事なのかなと思います。
最近は文部科学省フェローシップが創設されたり等、博士課程学生への経済的支援も拡張されているので、以前に比べると経済的困難を抱えるリスクは緩和されたように感じます。
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