さとぱん博士です。普段は博士研究員(ポスドク)として研究に明け暮れています。
今回は、私が考えるブラック研究室を運営する教員の特徴についてです。
数年前に、私が所属する学科でブラック研究室を運営している教員の本音を聞く機会があったので、そのことも交えながらお話しできたらと思います。
私の過去記事『私が考えるブラック研究室の特徴』という記事と併せて読んで頂ければと思います。
私が考える、ブラック研究室を運営している教員の特徴として、以下の2点が挙げられます。
- 頭のネジが外れているキ〇ガイ
- 学生のことを捨て駒だと考えている
1. 頭のネジが外れているキ〇ガイ
初めに、1つ目の特徴である『頭のネジが外れているキ〇ガイ』についてです。
ブラック研究室の特徴を説明していきますが、その前に私が考えるブラック研究室を運営する教員がどのような人間なのか述べていきます。
ブラック研究室の教員は必ずと言っていいほど、頭のネジがぶっ飛んでいますw
普段は常識人のように振る舞っている人でも、話してみると皆キ〇ガイです。
ブラック研究室を運営する教員との実際の会話
実際にブラック研究室を運営している教員と話す機会があったので、その時の事をお話します。
私が通っている大学院には、パワハラ等を防止するために副指導教員という制度があります。具体的には、指導教員からパワハラ等を受けた場合に、副指導教員に相談できるという制度です。
私の場合は、その副指導教員自体がパワハラ常習犯でしたw
以降、その方のことはAさんとお呼びします。
2年ほど前に副指導教員との面談があったので、その時にAさんとマンツーマンで話す機会がありました。
Aさんは授業中は人格者のように振る舞っているため、パワハラをしているという噂が流れているものの、信じていない人も多いです。
しかし、実際に話してみると耳を疑うようなことを笑顔で話し始めました。
きっかけは、私が博士課程進学を考えていることを打ち明けた時です。
最初は褒めてくれましたが、次の瞬間…

俺の学生は誰も博士課程に進まないんだよな…
学部や修士で出ていく連中なんて、指導時間を取られるだけで碌な結果残さないから邪魔なだけじゃんw
とニコニコしながら話しました。
続けて、

就活されると研究に費やす時間が減るから、良い結果も出ない。
自分の学生がニートになっても俺には何の影響もないから、就活の時間を全て研究に費やしてくれないかな~
とも言いました。
それを聞いて、私は耳を疑いました。
少なくとも、自身が教育者であると自覚していれば出てくるような言葉ではありません。
ちなみに、Aさんが運営する研究室に配属された学生の約半数がうつ病になり、休学もしくは中退しています…
余談ですが、この話をした後は

君は何も考えずに先生の言う通りにしていればいいの!
自分で頭使って考える必要はないの!!
と繰り返し言われました。
恐らくAさんは学生のことを教員に言われたことだけを実行するロボットだと考えているのでしょう。
ちなみに私が所属する研究室では、何も考えずに教員の指示を待ち続けていると「少しは自分で考えなさい」と怒られますw
2. 学生のことを捨て駒だと考えている

Aさんにも言えることですが、ブラック研究室の教員には学生を捨て駒だと考えている人が多いです。
学生は労働基準法で守られていないため立場が非常に弱いです。
極端な例ですが、週休を1日も与えず週3,4日ほど徹夜研究を強要しても、教員は労働基準法違反で罰せられません。
しかも、一人や二人が再起不能になったところで、代わりはいくらでもいます。
もし一人の学生がうつ病になり研究室に来れなくなっても、4月になれば新しい学生が配属されるので、研究要員を補充できます。
なので、考えようによっては学生を『労働基準法が適用されない上に、代えがきく最高の捨て駒』と解釈する事もできます。
加えて、日本は新卒至上主義ということもあり、留年や就職浪人をちらつかせて脅せば死ぬ気で研究してくれる学生もいます。
ブラック研究室の教員の大半は、学生のことを『労働基準法が適用されず、代えがきき、しかも言うことを聞いてくれる最高の捨て駒』だと考えているのだと思います。
まとめ
最後に、この記事の要点を箇条書きで纏めさせて頂きます。
ブラック研究室の教員の特徴として、以下の2点が挙げられると思います。
- 普段は常識人に見える人でも、実際は頭のネジが飛んでいるキ〇ガイである
- 学生のことを捨て駒だと考えている
研究室配属を考えている学生の中には「あの先生、良い人っぽいけどパワハラしてるっていう噂も流れてる。その噂本当なのかな?」と思っている方もいるかもしれません。
噂を鵜呑みにすべきだとは思いませんが、今回例として取り上げたAさんのように普段は人格者のように振る舞っていても、研究室ではパワハラしている方もいます。
なので、私は噂をある程度は参考にすべきかと思います。
最後に断っておくと、私自身ブラック研究室に所属したことがないため、細かい実情を完全に把握できている訳ではありません。
そのため、この記事の内容は、あくまで一つの例として参考に頂けると幸いです。
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