さとぱん博士です。普段は博士研究員(ポスドク)として研究に明け暮れています。
今回は、全国の学生に向けて時間を無駄にせずに学力を伸ばすコツを伝えたいと思います。

いい成績を取りたいけど部活や趣味の時間は減らしたくないな~
とか

勉強以外の事にも全力で取り組みながら、効率よく学力を伸ばす勉強法ってないのかしら?
と思っている学生は多くいらっしゃるかと思います。
結論から言うと、部活や趣味の時間を減らさずに効率よく学力を伸ばす方法はあります!
それは授業中に内職することです!
私も高校生の頃にこの方法を実践したおかげで、学校の授業の質はあまり良くない上に塾・予備校に通っていなかったにも関わらず、
- 定期テストで学年順位上位1割連発
- 模試では得意科目で全国100位台前半
- 国公立大学に現役合格
- 部活で市民選手権でベスト16に入賞
という感じで文武両道を実現することができました!

効率よく学力を伸ばす勉強法
元塾講師の私がこんなことを言うと怒られてしまうかもしれませんが、効率よく学力を伸ばすには授業中に内職することが有効です!
これを見て

えっ!?内職はアカンでしょw
と思った方もいるかもしれません。
私は全ての授業で内職すべきと言っている訳ではありません。
『聴く価値が無い授業』で内職することがポイントです。
ここでいう『聴く価値が無い授業』とは、つまらない授業という意味ではありません。
先生が教科書を音読している(もしくは生徒に音読させる)だけだったり、知っている内容のみを扱っているような、聴くこと自体が無駄だと思ったり、簡単すぎて物足りなく感じてしまう授業という意味で使っています。
内職を推奨する理由

よく考えてみて下さい。
1日当たりの授業時間は決して少なくありません。
単純に1時限50分、1日6時限とすると、1日当たり5時間もの時間を授業に費やしていることになります。
もし仮に、その日の授業が全て『聴く価値が無い授業』だったとして、それらを真面目に聴いていたら、1日の約1/5を無駄に過ごしたことになってしまいます。
とても勿体ないと私なら思ってしまいます。
逆に、この時間を良質な問題集の演習に充てれば、真面目に授業を聴いている人達より、定期テストや受験のための勉強時間を1日当たり3時間も多く確保できます!
実際、私が高校生の頃は、どの授業も真面目に聴いている生徒よりも『聴く価値が無い授業』中に内職していた生徒の方が圧倒的に成績が良かったです。
(学年順位1桁や全国模試偏差値70以上経験者の9~10割が内職大好きマンでしたw)
私も多くの授業で内職をしていましたが、内職している科目ほど成績が良かったです。
私の内職エピソード
『聴く価値が無い授業』中に内職して成績が上がった具体例として、私が高校生の頃の話をします。
大学・大学院では化学を専攻しており、高校時代の得意科目も化学でしたが、一番内職に力を入れた科目も化学でしたw
私が通っていた高校の化学の授業のクオリティは驚くほど酷かったです。
担当教員は聖人君主のような素晴らしい人格の持ち主でしたが、授業は超がつくほど下手でした…
生徒を順番に指名して音読してもらうという感じの授業でした。
言ってしまえば『聴く価値が無い授業』のテンプレです。
初めは皆真面目に取り組んでいましたが、途中で物足りなくなっていったのか寝る人が続出し、最終的には先生が一人で音読するという感じになってしまいました…
おまけに、定期テストの問題の大半は教科書に準拠していない問題集から出題する、という感じでした。
真面目に授業を受け続けている生徒も中にはいましたが、可哀相なことに彼らの成績はとても酷かったです。
(授業で扱っていない問題ばかりが出題されるので当たり前のような気もしますが)

一方、内職に力を入れていた私は殆どのテストで95~98点を取ることができました!
ケアレスミスで満点を逃したことが結構多かったのですが、その度に友人から

内職ばかりしてるからバチが当たったんだよw
と言われました。
化学は模試でもそれなりに良い結果を残しており、(難易度は易しめですが)代ゼミの記述模試で全国123位、駿台のマーク模試で偏差値70を取ることができました。
内職をする際の注意点

内職する際にも幾つか注意点があります。
それは以下の3点です。
- 苦手科目の授業で内職すると逆効果の恐れあり
- 『質の高い授業』は真剣に聴くべき
- 内職は自己責任で
苦手科目の授業で内職すると逆効果の恐れあり
勉強法が全く分からない苦手科目の授業で内職してしまうと逆効果になってしまう恐れがあります。
授業を聴いても教科書・参考書を読んでも何も分からないような状態で内職しても、学力が向上しない上に授業からも置いてけぼりになってしまう恐れがあります。
私は国語が大苦手でしたが、『教科書丸暗記を目指したグループワーク』という感じの低クオリティ授業だったので、内職しようとしました。
しかし、教科書・参考書を読んでも何も分からない、問題集の解説を読んでも何を間違えたのか分からないという状態だったので、学力は全然伸びませんでした。
そのため、内職を諦めて教科書丸暗記に力を入れました。
国語の定期テストは全体の8~9割が授業内容からの出題だったので、定期テストではそれなりの点(80点くらい)を取れましたが…
肝心のセンター試験では、200点中60点(偏差値30代後半)という超がつくほど最悪な点数を取ってしまいましたw
苦手な科目の授業が『聴く価値が無い授業』だった場合は、その科目が得意な友人に教えてもらうか、塾・予備校に通うことをお勧めします。
『質の高い授業』は真剣に聴くべき
勿論、有用な補足説明を分かりやすく付け足してくれたり、教科書の範囲を超えた高レベルな内容を扱ってくれたり、入試テクを教えてくれたり等、質の高い授業を提供してくれる先生方もいます。
そのような『質の高い授業』は真剣に聴くべきだと思います。
ただ、「授業自体のクオリティは高いけど、内容全部知ってるから聴いても時間の無駄だな~」と感じる場合は内職もアリだと思います。
内職は自己責任で

内職したら成績が下がったよ!責任取ってよ!
と言われても、私は何もしてあげられません。
定期テストの得点だけで成績を評価する科目は内職しても成績に大きく影響しないと思いますが、授業態度も重視する科目だと当然成績は落ちます。
そのことを頭に入れた上で内職して頂ければと思います。
また、内職ばかりしてきた人は一般に自学自習能力は高い傾向にありますが、協調性が無かったり人の話を聴かない人が多いような気がします。
このような人が日本社会でサラリーマンとして生きていくには、大分苦労するかと思います。
仕事スキルは高めだけど協調性皆無の社会不適合者になってしまう可能性があることも、頭に入れた上で内職して頂ければと思います笑
まとめ
最後に、この記事のポイントを箇条書きで纏めます。
- 効率的に学力を伸ばすには内職が有効
- 内職は、教科書を音読するだけだったり、既に知っていることしか扱ってくれない『聴く価値が無い授業』でするようにしましょう
- 有用な説明を分かりやすく説明してくれたり、発展的な内容を扱ってくれる『質の高い授業』は真剣に聴くべき
- 内職は自己責任でしましょう
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